和名:ニセハサミコムシ
学名:Parajapyx isabellae
大きさ:2〜3 mm
採集できる季節:〜 月
採集できる場所:奈良教育大学の理科棟裏で採集されました。
説明:落葉層やその下の堆積層に多くみつかる。校庭の落ち葉のたまった所の下や、腐朽した木材の下からも見つかる。土を白い紙の上に薄く広げると見つけやすいが、小さいのでよく観察する事が大切。ツルグレン法でも採集できる。

本州(ほんしゅう)関東以西でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • ハサミコムシによくにているが、下唇肢が退縮して、胸部気門が2対、触角には触毛(感覚毛)がないことで識別される。またハサミコムシが大きい(体長10〜20 mm)なのにたいして、ニセハサミコムシは小型である。
  • 体は白色だが、尾角の部分は赤〜茶色である。
  • 翅や眼がない。触角は数珠(じゅず)状でながい。口器は頭から外部に突出しない。
  • 10腹節で末端部に尾角(びかく:はさみ)をもつ。
さんこうに

した本

日本産土壌動物検索図説 東海大学出版会

改訂校庭のクモ・ダニ・アブラムシ 全国農村教育協会